【本日開催】都市×データの経済学(一橋大学教授・中島賢太郎)
【本日21時〜】都市×データの経済学(中島賢太郎)
都市×データの経済学(中島賢太郎)
第2回:11月21日(木) 21時00分〜22時00分
講師コメント
都市経済学とは、都市の中の経済活動のあり方や、そもそもなぜ経済活動は特定の地域に集中し、都市を形成するのかについて解明する学問です。特に近年は、スマートフォンGPSデータや衛星画像データ、あるいは地図アプリなど、経済活動について非常に細かい地理的粒度で把握できる先進的なデータの利活用が進んでおり、経済学の中でも特に発展著しい分野となっています。この講義では、都市経済学の理論、および新しいデータを用いたデータ分析による最新の研究成果について共有し、都市経済学のビジネス活用についてのヒントを得ることを目的とします。
第2回「先進データで都市のビジネスを把握する」
現在の都市経済学においては、先進的なデータの活用が一つの潮流となっています。例えば、スマートフォンのGPSデータを用いて都市内の人々の移動を把握したり、衛星画像データを利用して地域の経済状況を把握したりと、新しいデータはこれまで観測が困難だった都市の経済活動に関する貴重な情報を提供してくれます。本講義では、私自身の研究を交えながら、近年の都市経済学における先進的データの活用事例について紹介します。
※レギュラー会員限定のライブ・アーカイブ視聴となります。
エビデンス・ベースド・マネジメントによるイノベーション創出(牧兼充)
講師コメント
企業や組織のマネジメントにおける判断・意思決定は、過去の経験や直感、他者の成功事例等に過度に依存することが少なくなくありません。しかしながら、マネジメントにおいても、医療などと同様にエビデンスを重視することが重要になりつつあります。このコースでは、特にイノベーション創出に関わる事例にフォーカスし、講義担当者の携わる研究をご紹介しながら、エビデンス・ベースド・マネジメント (Evidence-Based Management)と呼ばれる、科学的思考法に基づいたデータ・ドリブンの経営の意思決定手法について学んでいきます。
イベントサービスPeatixにて、「エビデンス・ベースド・マネジメントによるイノベーション創出(牧兼充)」の授業視聴権(第1, 2回目のアーカイブ視聴+第1~4回目のライブ視聴)を販売いたします。
通常、2ヶ月で2つのテーマを網羅するThe Night Schoolですが、本授業のみを視聴できるプランになります。
過去授業の単品販売のお知らせ
単品で購入できる過去授業アーカイブをご紹介します。
今回ご紹介するのは、「顧客関係管理と利益化(慶応義塾大学教授・星野崇宏)」です。
顧客管理、「経験」に頼っていませんか?
顧客管理は、データ分析することが当たり前の時代になりました。
どの顧客を重要視するべきか、新規・既存顧客にどうアプローチするべきか、利益が増えるポイントプログラムとは?などを徹底的に学びます。
◆講師紹介
星野 崇宏(ほしの たかひろ)
学位:東京大学博士・名古屋大学博士。統計学・行動経済学・マーケティングの専門家であり、国内トップレベルのデータサイエンティストとして活躍。これまで、統計学・計量経済学・心理学の基礎研究と、マーケティング・脳科学・公衆衛生など、様々な分野への応用研究に注力。理化学研究所AIPセンター 経済経営情報融合分析チームリーダーを兼任。サイバーエージェント技術顧問、マネーフォワード技術顧問、ヤフー研究所技術顧問など多数の企業に顧問として専門知識を提供。
◆講師コメント
「顧客を大事に」しても利益を得られなければビジネスでは失格です。経済学に基づく顧客関係管理、つまり「どの顧客からどの程度利益を得られるか」の理解のもとに「販促費をどの顧客にどの程度配分するか」を決定しReturn on Investment(ROI)を最大化する技術を学びます。
◆レベル
初級~中級
◆キーワード
経営層・管理職・中堅・起業家・営業・マーケティング・CS・収益拡大・業務効率化・販売促進・ブランディング・データ分析・戦略
◆分野
データ分析・行動経済学
◆この講義で目指すこと
・リピーター(常連顧客)の獲得手法を習得
・新規獲得・解約防止に繋がる考え方の習得
・データに基づく顧客管理手法の習得
◆お薦め
・顧客管理は、「勘」「経験」ではなく「データ」と考えてる方
・熟練の担当者依存ではなく、担当者全員が分析できる体制を目指す組織
・ポイントプログラムなどのロイヤリティプログラムを検討している企業
◆各回の概説
第1回「顧客関係管理(CRM)の中心概念としての顧客生涯価値(CLTV)について」
CRM(Consumer Relationship Management、顧客関係管理)は「上客を大事にする」ことだと誤解されがちですが、本来は「顧客の属性ごとに対応を変えることで利益を増加させる」ことを指します。CRMでは、「その顧客から長期にわたりどの程度利益を得られるか」を指すCLTV(Customer Life-Time Value、顧客生涯価値)の指標から顧客ごとの対応を検討することが大事です。
第2回「正しいCRM戦略策定のための行動経済学」
合理的経済人をモデルとせず、必ずしも合理的でも利己的でもない、リアルな人々を想定するのが行動経済学です。この講義では行動経済学のCRM(顧客関係管理)への応用を考えます。具体的には、将来の利益より目先の満足を優先してしまう「現在バイアス」、習慣的で直観的な「ファストモード」思考と複雑で頭を使う「スローモード」思考、意欲や関心などの「内発的動機付け」と報酬や罰則といった「外発的動機付け」の二種類の動機付け、などを学びます。
第3回「CRMのためのデータ活用のありかた」
この講義では、企業活動の中で「集まるデータ」である「顧客データベース」を活用する練習を行います。具体的には、CLTV(顧客生涯価値)算出のベースとなる離脱率を「生存時間分析」を用いて計算します。また、CRM(顧客関係管理)の新しい指標であるRFMCの紹介や、CRMにおいて重要なROI(Return on Investment、投資利益率)の算定方法の解説も行います。
第4回「CRM施策のROIとセグメント別CRM戦略、ロイヤリティプログラム」
ROI(投資利益率)は新規顧客の獲得だけでなく、既存顧客の維持にも重要です。例えば、近年はロイヤルティプログラムを行う企業が増加していますが、こういった施策を実施するか判断するためにもROIは有用です。講義の後半では、セグメンテーションについて学びます。CRM(顧客関係管理)は顧客一人ひとりに行うのが理想ですが、現実的には困難なので、特定の属性で区分け(セグメンテーション)した顧客層ごとに行います。
ビジネス特化の年間カリキュラム
年間を通して、ビジネスに使える知識を体系的に学べるようにカリキュラムを組んでいます。幅広い分野に触れることで、課題解決力や経済学的な論理思考を効率よく身に着けることができます。
大学講義のようなアカデミア中心の視点ではなく、ビジネス課題に即した視点のカリキュラムとなっているのが大きな特徴です。
そのため、みなさん自身のビジネスに、すぐに使えるイメージを持ちながら学習できます。
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