【本日開催】中東湾岸産油国の経済システム(國學院大學教授・細井長)
【本日21時〜】中東湾岸産油国の経済システム1(國學院大學教授・細井長)
中東湾岸産油国の経済システム:国家とイスラムの視点から(細井長)
第1回:2月6日(木) 21時00分〜22時00分
講師コメント
石油資源をもたない日本(経済)にとって中東は非常に重要な地域です。ところが、中東産油国における経済の仕組みについてはあまり知られていません。統計制度に難があるため、経済学が正面から扱いにくい地域であることもその一因です。オイル・マネーで「豊かな国」というイメージがありますが、どのように豊かさを享受しているのか、我々が想起する仕組みとはあまりに異なる国々の政治経済構造を説明します。また、この地域特有の「イスラム」が経済や経営にどのような影響を与えているのかを紹介します。これらを通じて、日本企業にとって今後重要な市場になる(かもしれない)中東湾岸産油国の理解を深めていきます。
第1回「レンティア国家」の政治経済学
中東産油国の政治経済的特徴は「レンティア国家」という概念で説明されます。多額のオイル・マネーが政府(王制国家ゆえ王族)に入り、それを国民や企業に対して「分配」することで経済が成立している姿です。これは経済だけではなく、統治の観点も含んだ社会の包括的概念です。このレンティア国家の仕組みを説明することにより、石油の富をいかに国民が享受しているのか、石油に依存した経済に死角はないのかを考えていきたいと思います。
※レギュラー会員限定のライブ・アーカイブ視聴となります。
【2月13日】無料体験ライブ授業ご案内
ファミリービジネス研究の潮流(児島幸治)
第1回:2月13日(木) 21時00分〜22時00分
講師コメント
ファミリービジネスはかつて時代遅れな形態であり,プロフェッショナル経営者により経営される形態の企業によって消滅していく存在だろうとみられていました.しかし,現実には多くのファミリービジネスがその企業形態を保ったまま大きな存在感を示しています.本講義では,ファミリービジネスに関する調査・研究に基づき,ファミリービジネスの全体像と,その特徴,課題を明らかにし,将来への展望と研究の潮流について明らかにしていきます.
参加URLは、会員登録またはログイン後にフレンド会員ページからご覧ください。
※ライブ授業は無料フレンド会員・レギュラー会員の方がご視聴いただけますが、録画した授業動画と資料はレギュラー会員の方のみ閲覧可能となりますので、ご注意くださいませ。
過去授業の単品販売のお知らせ
単品で購入できる過去授業アーカイブをご紹介します。
今回ご紹介するのは、「武器としての経済学(EDI共同創業者によるオムニバス授業)」です。
ナイトスクールを運営する株式会社エコノミクスデザインの創業メンバーによる、経済学活用に関するオムニバス講義です。
◆講師紹介
坂井 豊貴(さかい とよたか、第1回を担当)
慶應義塾大学経済学部 教授 。
学位:Ph.D. University of Rochester。
投票システム・暗号通貨・オークション・マッチング・レーティングなどの設計を研究。現在は、さまざまな企業のサービス開発や刷新に深くコミットして、ビジネス活用に注力している。
著書『多数決を疑う』(岩波新書、高校国語の教科書に掲載)、『マーケットデザイン』(ちくま新書)ほか。
安田洋祐(やすだ ようすけ、第2回を担当)
大阪大学大学院経済学研究科 教授。
学位:Ph.D. in Economics, Princeton University。
専門はゲーム理論、マーケットデザイン、産業組織論。American Economic Reviewをはじめ、国際的な経済学術誌に論文を多数発表。政府の委員やテレビのコメンテーターとしても活動。
主な著書に『学校選択制のデザイン ゲーム理論アプローチ』(編著)、『そのビジネス課題、最新の経済学で「すでに解決」しています。』(共著)、『オークション・デザイン ものの値段はこう決める』(監修)など。
今井 誠(いまい まこと、第3回を担当)
EDIの代表取締役。
EDIの経営全般を統括するとともに、複数の案件にも従事。
不動産オークション黎明期に実務に従事し、その後は不動産ベンチャーでオークション理論の導入に取り組み、多くの企業役員を兼務。
EDI共同創業者の内、唯一のビジネスサイド出身。
クライアントの要望を的確に把握し、学知と架橋する。
星野 崇宏(ほしの たかひろ、第4回を担当)
学位:東京大学博士・名古屋大学博士。
統計学・行動経済学・マーケティングの専門家であり、国内トップレベルのデータサイエンティストとして活躍。これまで、統計学・計量経済学・心理学の基礎研究と、マーケティング・脳科学・公衆衛生など、様々な分野への応用研究に注力。
理化学研究所AIPセンター 経済経営情報融合分析チームリーダーを兼任。
サイバーエージェント技術顧問、マネーフォワード技術顧問、ヤフー研究所技術顧問など多数の企業に顧問として専門知識を提供。
各回の概説
第1回「暗号資産とNFTの現在地」(坂井豊貴)
EDIメンバーによるオムニバス授業「武器としての経済学」、第1回は坂井豊貴によるブロックチェーンを活用したプロダクトについての解説です。
近年注目されているブロックチェーンには、「新しいカネの流れ」を作る技術という側面があります。ブロックチェーン技術を活用したものとして、暗号資産(仮想通貨)やNFT、DeFi、スマートコントラクトなどが挙げられます。これらの新技術を学ぶことで、世界的な潮流をキャッチアップします。
第2回「シン・コモンズ」(安田洋祐)
EDIメンバーによるオムニバス授業「武器としての経済学」、第2回は安田洋祐による「コモンズ」についての解説です。
コモンズとは、共同で管理されている資源のことを指します。現在、コモンズに資本主義の問題点を補完することを期待する声もありますが、そのコモンズが秘める可能性について解説します。また、経済学の「共有財」の概念は、実はコモンズとは異なるということも解説します。最後に、Web3時代の新しいコモンズの展望について語ります。
第3回「ビジネスでの経済学実装」(今井誠)
EDIメンバーによるオムニバス授業「武器としての経済学」、第3回は今井誠による経済学のビジネス実装についての解説です。
「学問は学問、ビジネスは違うから」という考えは、ビッグデータ時代には通用しません。膨大なデータが得られる今日には、経済学の知見を用い、収益化につながるようにデータを活用することが求められています。また、エビデンスに基づいて意思決定を行うこと、業務改善によるコストの削減などにも経済学の知見は役立ちます。
第4回「営業の経済学」(星野崇宏)
EDIメンバーによるオムニバス授業「武器としての経済学」、最終回は星野崇宏による学知に基づいた科学的な営業についての解説です。
1990年代初頭まで、伝統的な戦略コンサルが依拠する学知は、コスト削減のための会計的なものが主流でした。しかし、2000年代に入ってから営業に関する実証研究が、膨大に蓄積されていきました。こういった学知はたまたま成功した事例の模倣ではなく、再現性が高く成功しやすいマーケティングの方法論なのです。
ビジネス特化の年間カリキュラム
年間を通して、ビジネスに使える知識を体系的に学べるようにカリキュラムを組んでいます。幅広い分野に触れることで、課題解決力や経済学的な論理思考を効率よく身に着けることができます。
大学講義のようなアカデミア中心の視点ではなく、ビジネス課題に即した視点のカリキュラムとなっているのが大きな特徴です。
そのため、みなさん自身のビジネスに、すぐに使えるイメージを持ちながら学習できます。
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